院長の挨拶
当院のサイトを閲覧いただきまして、ありがとうございます。
院長の小原尚利よりご挨拶を申し上げます。
本サイトは、「南ヶ丘病院のことをよく知ってもらいたい」という想いで作成しました。作成にあたっては、「当院で働くスタッフ」と「当院の想い」にフォーカスして、出来るだけ見やすく、そして分かりやすく表現することに挑戦をしました。
南ヶ丘病院には1つの使命があります。
それは「精神科に対するスティグマ(偏見)と戦うこと」です。
精神科医療を取り巻くあらゆるもの、つまり精神科を受診する患者さんやご家族に対して、精神疾患や症状に対して、精神科医療そのものに対して、残念ながら様々なスティグマが未だ存在しています。
それらに「ノー」を突きつけること。それらを少しでも減らすこと。それが南ヶ丘病院の大きな使命だと考えています。
その使命に立ち向かう上で、大切にしている2つの「想い」があります。
1つは「地域の医務室・保健室のような存在となること」です。
用事がなくてもいつでも気軽に立ち寄っていただける場所であること、そして私たちが必要な時にはすぐに頼っていただける存在であること。それが「地域の医務室・保健室」だと考えています。
当院は、一方では「ふれあいサロン」のような地域の方々と一緒に作り上げる活動を本気で取り組んでいます。また一方では、精神科における救急医療を整備し、適時に適正な医療提供が可能な体制づくりに全力を注いでいます。
別々に見えるそれらの取り組みは、「地域の医務室・保健室のような存在になりたい」という想いに端を発しています。
もう1つの想いは「当院で働くスタッフの成長の場となること」です。
当院では、色々な職種の、色々な経歴のスタッフが働いています。
南ヶ丘病院は、職種や経歴関係なく、明日には今日の自分を超えていこうとする「向上心」を最も大切にしています。
とは言っても、日々の業務がある中で、力んでばかりいても、長続きはしませんよね。
当院では、勤務時間内に無理なく、自由に出入りできる「学びの場」を設けています。希望者には段階的にステップアップができる「院内認定制度」や、院外の研修・学会参加の助成制度を整備しています。
それぞれのレベルやライフスタイルに応じた「ちょっとした仕掛け」を取り揃え、職務を通してスタッフが成長できるよう支援をしています。
南ヶ丘病院は、スタッフにとって単なる医療実践の場ではなく、成長の場でありたいと常に考えています。
地域の方々と共に歩み、地域のためにこころを尽くすこと。そして私たち自身が常に変化し成長していくこと。
それが南ヶ丘病院にできる最善の「精神科へのアンチ・スティグマ」だと考えています。
本サイトは、当院を利用してくださる患者さんとご家族、現在当院で働くスタッフ、そして将来当院で一緒に働いてくれる未来の仲間に対するメッセージです。
どうぞゆっくりと閲覧いただき、お気づきの点はお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
精神疾患に悩む患者さんとご家族に寄り添い、住み慣れた地域で安心して暮らしていただくために。南ヶ丘病院は成長していきます。
院長小原 尚利
- 院長略歴
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北九州市小倉生まれ 久留米附設高校卒業
2006年3月 山口大学医学部 卒業
2006年4月 聖マリア病院 勤務(研修医)
2007年4月 九州大学病院 勤務(研修医)
2008年4月 国立病院機構 別府医療センター精神科 勤務
2009年4月 九州大学病院 精神科神経科 勤務
2010年4月 九州大学大学院 精神病病態医学 博士課程 入学
2012年4月 南ヶ丘病院 院長 就任
- 主な資格
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・医学博士 ・精神保健指定医
・日本精神神経学会専門医/指導医 ・日本老年精神医学会専門医/指導医
・日本精神医学会 認知症臨床専門医 ・日本医師会認定産業医
・DPATインストラクター
- 専門分野
- ・精神科 ・心療内科 ・災害精神医学